カウンセラーに必要な技術−人の話を聞き出す「聞き上手」になる方法

一流のカウンセラーほど人の話を聞く技術を持った聞き上手はいないのではないでしょうか。

この記事を見ているという事は、あなたはカウンセラーとまでは言わなくても、人の話をしっかり聞きたい、聞き上手になりたいと思っているのですね?

それでは、これから記していくことをしっかりと理解し、少しずつでもいいので実践していきましょう。
そうすれば、きっとあなたはすぐに聞き上手になることができるでしょう。

ただし、焦りは禁物です。上手くいかない時は、何が原因なのか反省して次に繋げていきましょう。

ゆっくりで大丈夫ですよ。

それでは、プロのカウンセラーのような聞き上手になる為のポイントを理解していきましょう。

カウンセラー・聞き上手の鉄則:相手の話を聞き出すためには話さない

ほとんどの人は、聞くよりも話すほうが好きです。話すのが苦手だという方でも、相手が話しやすい人だった場合は自分が話している方が楽しいでしょう。
これは、人は話を聞いている時よりも、話している方が心理的に楽だからです。
悩んだ時、人に話すと楽になる。いい事や嬉しいことがあれば人に話したくなるでしょう?

逆に聞くことに焦点を当てると、
音楽やテレビ、ラジオなどの一方通行のものを聞く時には負担を感じません。

しかし、たとえ恋人の話を聞いている時でも、何時間も聞いていれば自分も話したくなります。なぜなら、対話とは相手の話や気持ちを理解しなければいけない負担が、聞き手に生まれるからです。

つまり聞き上手とは、相手の気持ちを負担に感じず、こちらから話したくならないような訓練が必要なのです。

聞き上手になる為の「話さない」特訓

1、誰でもいいので、ターゲットを設定します。

2、そのターゲットと会話する時、挨拶を終えたらまずあなたはゆったりと構えていてください。
すると、相手は自分からあなたに話し出すでしょう。

3、あなたは、相手の話を素直に聞きましょう。
相手の話には相づちをして、それ以外は喋りません。これで、相手:話す、あなた:聞くの構図が出来上がります。
意見を聞かれた時は、自分の意見を簡潔に一行以内で答えます。答えが見つからない時は「そうだなー」と言って考えましょう。相手は30秒もせずに自分の意見を話したり、あなたに言って欲しい答えを提示してくるでしょう。
(できるだけ沈黙を気まずく感じさせないようしましょう)

聞き上手になりたいということは、相手の話を聞きたいということですよね?
相手の話を聞きたいのに、あなたが喋っていては相手は話すことができないと思いませんか?

聞きたいことがあれば、言葉少なに話を促してあげて、あくまで話し手は相手にしておくことを忘れないようにしましょう。

聞き上手の法則:カウンセラーでも真剣に聞けるのは、1時間以内

人の話を集中しながら聞くと、とても疲れます。聞き手は話しての何倍も疲れるのです。

プロのカウンセラーが相談者の話を聞く時間は、1回50分から1時間です。心の中に関しての話は、聞く方も話す方も、他人同士ならこれが限界だからです。

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研修生

え、でも友だちと徹夜で電話したりもするんだけど、そんなに疲れたりしないような…
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Dr.岡崎

その通り、でもそれは友だち同士だからなんです。

友だち同士での会話は、通常あなたと友達が同じレベルで話し、聞き手と話し手の関係を交代しながら話しています。
聞き手の時の疲れは、話し手になった時に解消できるのです。

カウンセリングは、週に1度、約1時間で行われ、場合によって1年、2年と長い期間で進められます。

人は、カウンセリングを受けたからといって、そんなに早くは変われないからです。

聞き上手の技術:聞き上手は相づちを打つ

普通の人でもTVのインテビュアーでも、カウンセラーほど相づちを入れる人はいません。それは、耳では聞いているのに頭では話すモードになっているからです。
これは、相手が話しているときに、聞き手が次の質問や自分の話すことを考えていたり、相手の話に刺激を受けて、自分自身のことを考えているのが理由です。

討論会の場で、相手方の話を聞くときに相づちを打つ人はほとんどいません。
なぜなら、相づちを打とうとすると、相手の話を聞くハメになり自分の主張ができなくなるし、相づちが納得のサインと受け取られるかもしれないからです。

逆に考えると、相手に「話をよく聞いているよ」と、相手に伝える最良のコミュニケーション手段は、相づちを打つことです。

話がはずむためには、聞き手が話を肯定的に受け取ることが大切です。自分の話を否定的に聞かれていることがわかると、話し手は話す気がしなくなってしまうからです。

聞き上手になる為の「相づちを打つ」特訓

・相手が話している時、自分の相づちを注意深くチェック・意識しながら話を聞くこと。

※カウンセラー・聞き上手の姿勢:相手の意見・考えを認める

聞き上手になるには相づちが大切だとお分かりいただけたと思います。
しかし、相手の話を認めなければ、誠意ある相づちを打つことは難しいです。

ですが、相手の言うこと全てに賛成することはできませんよね?

ここで、特に大切になるのが「受け入れる姿勢」です。

受け入れるというのは、相手の話に賛成するという意味ではありません。あなたは話し手ではないのでそれは不可能です。

つまりそう、話し手の話すことは、話し手の意見・考えであるということを認めてあげるのです。

この姿勢を持って聞けば、たとえ相手が殺人犯であったとして、「私はなんとなくムカついたから殺意が沸いたのだ」と、あなたには理解不能なことを言っていたとしても相づちは打てます。
それは、殺人犯にはそういった意見があると殺人犯の気持ちとして認めているのであり、あなたが賛同するかどうかは別問題だからです。

優秀な聞き手には自他の区別が要求されます。

相手の話を聞くときには自分の意見は出さず、相手の気持ちを肯定しながら聞いているのです。
これができているときには、相づちを違和感なく打つことができます。

しかし、相手の話が聞けなくなってくると、相づちが出なくなります。
相づちのかわりに出てくるのが、「しかし」とか「けれど」「でも」という、逆接の言葉です。

聞き上手になる為の「認める・受け入れる」特訓

・話し手の話すことは、話し手の意見であると認める姿勢で聞く。

・相手の話を遮らず、最後まで聞く。

・自分は話し始め、文頭になんと言って話し始めているか気にしてみる。

まとめ:カウンセラーのような聞き上手になる方法 第一章

  1. 聞き手に徹して、話すのは最小限にしましょう
  2. 聞き手に徹して1度に集中して聞ける適性時間は1時間
  3. 話し手の話をうながすために相づちをうつ
  4. 話し手の話すことは、話し手の意見であると認める

この4つが本章の要点になります。

特に、聞き手としての姿勢を身につけることはとても重要なことだと考えます。

この姿勢を身につけることが出来れば、聞き手という立場だけでなく、日常生活における心理的ストレスが大きく軽減するからです。
他人の心ない言葉に怒ったり悲しんだりすることも減るし、他人の言葉に一喜一憂して心を振り回される事も少なくなると思います。

話が逸れましたが、これらの要点をひとつずつ身につけていくことで、あなたは確実に聞き上手になることができるでしょう。

大切なのは成果を急がないことです。

また、こうしたことが上手くいくようになると、自分の在り方を変えることによって相手の行動を変えることができるということがわかるでしょう。

それでは、聞き上手の妙をお楽しみください。

9月 20, 2019Uncategorized

Posted by Ayumu