自作キャンピングカー積載用トラックの選び方・注意点|1.5t中古車購入
ついに小型トラックを購入してしまいました。
これでもう後には引けないぞ…引く気もないけどね!
ということで、今回は
- 自作キャンピングカー用に購入するトラックの選び方
- 実際にぼくが買った1.5tトラックの紹介
- 中古で購入して感じた注意点
を正直に書いていこうと思います。
コストを抑える為に中古トラックの購入を検討されている方は参考にしてみてください。
自作キャンピングカーを積載するトラックの選び方
まずは作ろうと思っているキャンピングカーに必要な条件を満たしているかを基準にトラックの目星をつけていきます。
ここでのポイントは「必要な条件」と「欲しい条件」を分けることです。
全ての条件を満たす車はなかなか見つかりませんが、「必要な条件」を満たす車はある程度ヒットするので、その中から「欲しい条件」で取捨選択して絞っていくのがわかりやすい方法かなと思います。
それでは、ぼくの基準を例にして実際に条件を分けていってみます。
トラック選びの基準1 (必要)|キャンピングシェルを積み込む荷台は広く
これには理由があって、ぼくは長期間の旅を考えていて、その間旅先でリヤカー行商をしながら日銭を稼ぐつもりでした。
それによって、
- 長期の車中泊生活を快適に過ごす広さ・高さが絶対欲しい!
- なおかつリヤカーを載せるスペースも確保しなければいけない。
- ということは積載重量にも余裕が必要だ。
という条件がトラックに必要だと考えました。
そこで、1つ目の条件が
荷台の長さ・幅の大きい積載重量1.5tの小型トラック
となりました
一応、自衛隊に所属している時に大型トラックの免許を取得していますが、慣れない大きさの車は運転したくないし、大きすぎると旅先での身動きがしづらくなりそうなので、このサイズが過不足なく丁度いいです。
ちなみに、令和3年現在では1.5tトラックは普通免許でも運転可能みたいですね。
トラック選びの基準2(必要)|荷物の積み下ろしを便利に
この条件は、リヤカーを積み降ろしがあるからです。
折りたたみのできる軽いアルミリヤカーならまだしも、自作して重くなるであろうリヤカーを人力だけで持ち上げるのは現実的じゃないです。
ということで、2つ目の絶対条件が
パワーゲート付きのトラック
今思うと必ずしもパワーゲートでなく、アルミブリッジでスロープにして降ろす方法もあったなぁと思いましたが、いちいちスロープをかけるのも面倒だと思うので結局パワーゲートでよかったです。
しかし、このパワーゲートが想像した以上に厄介なことにもなりました。
その詳細は注意点で書きます。
トラック選びの基準3(必要)|値段を安く抑える
キャンピングカーを自作しようと思っているなら、誰しも車両コストを抑えてその分製作に充てたいと思いますよね。
となれば、3つ目の絶対条件は
購入するトラックは中古車
そもそも旅の宿代を浮かせる為にキャンピングカーを自作しようと思ったんだから、そりゃ新車買う余裕なんてないよね!笑
当初は、予算30万円以内の中古車で考えていました。
ということで、ひとまずこの3つの条件を基準にしてトラックを探していきます。
とはいえ、これだけではまだまだ絞りきれないので、ここからは「欲しい条件」を選んでいきましょう。
トラック選びの基準4|移動・燃料費を安く
旅にかかる費用として、「宿泊費・移動費・食費」が大きな割合を占めています。
宿泊費はキャンピングカーによってほぼかからなくなりますが、移動費は運賃の代わりに燃料費がかかってくるので、これをできるだけ安く抑えていきたいです。
なので、4つ目の条件は
燃料コストの低い軽油で走るディーゼルトラック
この条件は絶対ではないけど、できる限り欲しいなと思っていました。
結果的にディーゼルトラックを購入しましたが、この選択でディーゼル車ならでは「大きなメリット」と「若干のデメリット」を得ることになりました。
・ディーゼル車のメリット
そもそも燃料代が安い上に、天ぷらカーに改造することによって、継続的に廃油が手に入れば燃料費が最大9割削減できる!!!
天ぷらカーについて、詳しくはまた別の記事で紹介します。
・ディーゼル車のデメリット
音が大きくてうるさいので、時間や場所に気を遣う。
トラック選びの基準5|中古車は下見した方がいい
正直最初は「日本全国どこでもいいから条件に合った車を探そう」と思っていました。
しかし、いざ買うとなったら一度は購入する車を見ておいた方がいいと思います。
中古で購入するならなおさらです。
ということで、4つ目の条件は
下見に行ける距離内の販売店で購入
隣接県内にあるショップあたりが無理なく行ける距離かなと思います。
下見の重要性については注意点で書きますが、実際にぼくが買った車は写真で見たものよりもっとボロかったですし、音や機能感など実際に肌で感じないと分からないところが多くありました。
あと、下見に行く際は事前にどこを見るべきなのかポイントを予習して行くことを強くお勧めします。
ちなみに、複数のサイトを見てトラックを探しましたが、色々な条件で検索できるカーセンサーが使いやすかったです。
キャンピングカー積載用トラック購入の際の注意点
それでは次に、購入してしばらく運転したり、トラックに合わせてキャンピングカーを造る・載せるなどしてみて感じた気をつけたいことを紹介していきます。
パワーゲート付きトラックはキャンピングカーが狭くなる
パワーゲートは荷台後部の角に柱が付きます。
キャンピングカーは大抵、前後または左右にスライドさせる方法で積み下ろしをするので、パワーゲートの柱があるとその分小さく作らなければいけません。
(クレーンや重機で上から吊り下げて積み下ろしする場合この問題は解決されます。)
また、キャンピングカーの積み下ろしの際も、5mmのスキマしかない柱の間を通すような難しい技術が必要になったりと結構めんどくさい…。
ぼくはリヤカーの積み下ろしで必要でしたが「特に用途はないけど便利そうだから」とパワーゲート付きを選ぶのはオススメしません。
ただでさえ限られたスペースなので、”広い室内で積み下ろしも簡単に”がいいですね。
キャンピングカーを自作するなら最大積載量には余裕が欲しい?
すでに出来上がっているキャンピングカーを載せるならその重量に合わせて車を選べばいいですが、一から造るとなると意外と予定していた重量を超えることが多いようです。
「とりあえず箱だけ完成させて内装は使いながら造っていこう」という場合は、よほど重い素材を使わない限りその車の最大積載内に収まると思うので、あとは残りの重量に合わせて造っていけばいいでしょう。
問題は外装も内装も、「必要な機能も一通りつくり込んでやろう」という人ですね。
こういった人は凝り性な人が多そうですよね。笑
つくりながら「あれもつくりたいな」「この機能も欲しいな」とアイデアが湧いてきて、気づけば「予定していた完成図と違う…」ってなってたり。
はい、これは自分のことです。すみません。笑
設計図を作ればそこまで大きく変わることもないと思いますが、考えながら造ったので予想なんてそもそもできませんでした。
ただ、購入したトラックが最大積載量約1.5tだったので、重量についてはそれほど気にせずに造っていけたのはよかったです。
皆さんも、「自分に必要なのはどれくらいだろう」と考えての購入をオススメします。
中古車購入は見るポイントを調べてから下見する
下見するときにどこをチェックしたらいいのか、その状態でどれくらいの値段が相場なのか。
こういったことに十分な知識を持たずに購入を決めると、後から気づいて落ち込むことになります。
そうです。ぼくの話です。
「うわぁ〜、これは…」と思ったのは主に
- 運転席後ろの窓縁が錆びて雨が流れ込む
- 荷台の車体部分に亀裂が入っている
- 室内灯やヒューズボックスなど通電していない部分がある
- マフラーに穴が空いている
でした。
マフラーの穴はこんな感じです。
ぼくもまったく調べずに下見に行った訳ではなかったんですが、その時では気づけないことやそれが異常かどうかわからないこと、下見が大事と言いながらも素人じゃ難しいなと感じました。
中古車の下見で失敗しない為の対策
思いつく対策は2つです。
1、ネットや詳しい人に下見のポイントを聞いて、さらに下見での失敗談などの情報も調べて下見にいく。
2、中古車や中古車販売に詳しい人にお願いして下見についてきてもらう。
自分で調べて、詳しい人にもついてきてもらって、そこまでしたら後から何かしらに気づいてももう諦めがつく気がします。笑
購入を決める際には、値下げやオイル・消耗部品の交換などの交渉もしっかりやりましょう!
自作キャンピングカー積載用トラックの選び方まとめ
多分大抵は、車を買った後に設計図を書いたり、実際につくり始めたりすると思うんです。
そういう、これからキャンピングカーをつくろうって人にとってクルマ購入って
「うおぉー買ったぁ、もう造るっきゃねぇ!」
って感じの大事な一歩だと思うんです。
その一歩目でワクワクしたり、自分の車を見てムフムフしたりして楽しめるように、満足のいくクルマ選びができるよう祈っています。
まぁ、多少不具合があったとしても、最終的に自分の車に愛着が湧いて好きになっていくんですけどね!笑
それでは、良いキャンピングカー創りを!
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