玖珠町のハッケンマルシェでつぼ焼き芋を出店したら旅商人と出会った
ついにモバイルハウスでの旅に出発。
この日は、はちみつ農家のタクマさんに誘ってもらったイベントにつぼ焼き芋の出店をします。
これまで焼き芋の師匠と一緒にマルシェなどのイベントに出店したことはありましたが、自分一人で規模の大きなイベントに参加するのは今回が初めてでドキドキします。
ハッケンマルシェ2021−大分県玖珠町にて出店
”「食べること、ものづくり、命を育むこと」をテーマに”
このハッケンマルシェというイベント自体、タクマさんに聞いて初めて知ったのでどんなものか想像できていませんでしたが、当日は思っていた以上の規模と来場者数でびっくりしました!
50店舗もの屋台やワークショップにライブステージまで
出店やワークショップを合わせて50店近くのお店が並び、それに加えてバンドや弾き語り、フラメンコダンスなどなど大人から子どもまで楽しめる場所で溢れてます♪
ぼくの出店場所はライブステージのある広場に面していたので、焼き芋を売りながら屋台からライブを観ることもできたのでメチャクチャ楽しかったです!
知り合いのタケコさんの弾き語りも聴けたし、ラス・ガジーナスさんのフラメンコダンスにはロマの民(ジプシー)を彷彿とさせられて感動してしまいました。
もう最高でした!
でも、忙しくて終始店から離れられなかったので他のお店を回ることができませんでした。(トホホ…。)
お店一つ一つに個性やこだわりがあるのに、そんな素敵なお店が50店近くですよ!?
そんなのメチャクチャ楽しいに決まってるじゃないですか!
あーお店巡りしたかった〜!!!
と、愚痴はここら辺にしておいて。笑
次は、ぼくの出店についてですね。
ハッケンマルシェでのつぼ焼き芋出店販売
事前に出店内容の告知をさせてもらってたこともあって、すごいペースでお客さんがきてくれました。
(旅初っ端で勝手がまだ分からないから捌ききれないよ〜!汗)
と嬉しい悲鳴をあげながらテンパっていた所に…
「おぉ〜、盛況ですね〜♪ 手伝いましょうか?」
と声をかけてくれたのは”つぼ焼き芋”の師匠であるソウヘイさん。
…神か?
ソウヘイさんのお母さんのヤスコさんも出店があり、一緒に来られたそうです。
そんなこんなで、ピークをソウヘイさんの助けで乗り切り、昼過ぎには用意してきていた焼き芋が全部売り切れてしまい注文ストップに。
(こんなことならもっと焼いておけばよかったなぁ)
と思いつつも、イベント出店の売れ行きが読めないのは恒例なので、嬉しい誤算に内心ホクホクでした♪
とはいえ、待ってもらったり買えなかった人には申し訳なかったな。ごめんなさい。
また次出店する時には売り切れないくらい大量に仕込んでいくので、またのお越しをお持ちしております!
来てくれてありがとうございました!
ワタリドリと〇〇行商と銀杏とおじいさん
出店の最中には、
「ほぇ〜、銀杏焼きよんね。おれも銀杏落ちちょったの拾ったのがあるけん焼いてみてくれんか。」
と話しかけてくれたおじいさんもいました。笑
渡された銀杏はぼくが焼いているものより3回りくらい大粒で、焼くのに少しかかったものの食べ応え抜群でした!
去り際におじいさんは「ありがとう。これ焼き賃。」と言って、百円玉と小袋にぎっちり包装された大粒の銀杏をくれました。
芋の焼きであたふたしていたので、あまりちゃんと話せなかったなぁと少し申し訳ない気持ちになりつつ、
(縁をたどる旅なんだから売ろう売ろうじゃなくて、もっと人との関わりを大切にしていきたいな)
と思わせてもらった出来事でした。
おじいさん、ありがとうございました。
処理が追いつかなくなるとテンパったり余裕なくなるの気をつけないと。
つぼ焼き芋と師匠と旅立ち
そんなこんなでイベントも無事に終わりを迎え、各々店仕舞いを始めたところでようやく会場の人たちと話せる時間ができました。
色んな人とおしゃべりをして、ソウヘイさんが挨拶に来てくれた時、
「いやー、でもこれだけ快調なら安心して旅に出れますね」と言ってくれた師匠のソウヘイさん。
わざわざ芋弟子の旅立ち、独り立ちを見送りに来てくれてとても嬉しかったです。つぼ焼き芋から始まり色んな知恵を与えてもらったこと、決して忘れません!
餞別に頂いたヤスコさんの手提げと枕、有り難く使わせてもらっています。ご飯もいつ食べても美味しかったです!
本当にありがとうございました!
マルシェ出店の旅商人との出会い
二人と別れて、店仕舞いも終わった頃、ついに話に行けた隣のモバイルハウス。
ずっと気になってました!笑
その名も『旅商人茶屋』
いや旅商人て、めちゃめちゃカッコいいやないか!
移動茶屋店主のリョウショウさんと一緒にいたタカナオさんとケイスケさんたちとも一緒にお話させて頂いたんですが、とにかく情報量が多い!笑
まずは、それぞれ簡単に紹介させて頂きます。
亮章さん【旅商人茶屋】
時にはスケボーで鹿児島から北海道まで日本を縦走。時には被災地の支援活動をする災害NPO旅商人。時には路地裏ガレージマーケットを主催し、時には旅商人茶屋として全国を旅する旅人。旅をしながら商いを成立させている行商の大先輩。
天真さん【移動式銭湯~心の湯~】
個性爆発。トラックの荷台に風呂桶を積んで全国を旅する旅人。大分県天ヶ瀬町が水害で被災した際、災害復興支援のため現地で活動。次なるプロジェクトは”ニューヨークで入浴”。決してふざけている訳ではない、固い意志と信念を感じさせる彼の言葉から、内に宿す熱く滾る”なにか”を感じた。絵になる人。
啓介さん【菓舗 田代屋】
創業 -昭和28年(1953年)。大分県日田市天瀬町の天ヶ瀬温泉街にある和菓子店の四代目。岐阜で菓子作りの腕を磨いていたところ豪雨災害によって実家が被災し、家業を守るため天ケ瀬に帰郷して店をリニューアルして田代屋4代目となる。名物の「そばまんじゅう」をはじめ、「くず餅アイス」などがオススメ。
…いやいや濃すぎでしょ。笑
すげーなぁ。
三者三様、とても面白い話を聞けましたが、これから行商をしていくぼくとしては、旅の序盤でリョウショウさんに旅商人としての生活や知恵などを教えてもらえたことはとても大きかったです。
そのまま陽が落ちるまで話し込んでしまったので、名残惜しみつつもお別れしました。
これで最初のイベントが終わりました。
濃かった〜!笑
旅と行商の始まり−出会いと別れ
一日の中に何度も出会いと別れがあり、学ぶことも多い日でした。
旅の出だしとしてこれ以上なくいいスタートが切れたと思います。
行動を起こすのは大事で、でも自分だけで活動するんじゃなくて、人のいるところに出ていくことが色んな縁や学びを得ることに繋がるんだなと、この一日を振り返って思いました。
これからも人とご縁に感謝して、足を踏み出して行こうと思います。
読んでくれてありがとうございました!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません